Ekologiskt_Skafferi / Pixabay

陰部のかゆみにオロナインを使用している人もいるかと思いますが、陰部のかゆみに使用するのは、専用のケア剤のみにしてください。オロナインの主成分である「クロルヘキシジングルコン酸塩液」は、殺菌・消毒に効果がある反面、粘膜部分の使用で、吐き気、不快感、冷や汗、めまい、呼吸困難などの症状がでることがあります。

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オロナイン軟膏とは

1947(昭和22)年に経営を引き継いでいた大塚正士(まさひと)が製品開発に頭を悩ませていたころ、三井物産からある話が舞い込みました。アメリカのオロナイトケミカル社が新しい殺菌消毒剤を開発した、これを使ってみないか・・・。

そこで、大衆向けの殺菌、消毒軟膏として研究開発されたものです。
ひび・あかぎれ・しもやけに 、 きりきず・すりきずに 、 にきびに 、かるいやけどに 、 水虫に
活躍しています。

オロナインの主成分クロルヘキシジングルコン酸塩液

oroseibun

オロナインの主成分は、クロルヘキシジングルコン酸塩液です。これは、強い殺菌・消毒の作用を持っていて、医療現場などでも使用されています。

この主成分が液体になった商品が、医療現場でも使用されているのですが、それについての注意書きが医療関係のDBにPDFとして掲載されています。
orofel
http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00011699.pdf

表示にある通り、”3)膣、膀胱、口腔等の粘膜面[クロルヘキシジン製剤の前記部位への使用により、ショック症状(初期症状:悪心・不快感・冷汗・眩暈・胸内苦悶・呼吸困難・発赤等)の発現が報告されている。]
と、されています。

また、おなじ文献内に「産婦人科・泌尿器科における外陰・外性器の皮膚消毒」は「0.02%水溶液=1000倍希釈」とあるます。

これくらい強力な殺菌、消毒成分を含んでいます。

陰部のかゆみにオロナインを使うなら

陰部のかゆみにオロナインを使うなら、粘膜部分に触れない範囲での使用をお勧めします。リンパのある両サイドの部分で下着のゴムがすれてかゆいなどの場合は、オロナインで十分かと思います。

粘膜部分に近いところでは、副作用の恐れもありますし、もともと膣内を酸性に保っている、乳酸菌類が死滅して、カンジダ膣炎などを引き起こすことになりかねません。

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