お肌の再生期間
一番下の「基底層」で分裂した細胞は、メラノサイトからメラニンを受け取り、段々と上に上がっていき、最後はケラチンで満たされた角質層になります。
一番上に到達した、角質層は、あかとなって剥がれ落ちていきます。
この期間が、デリケートゾーンなど薄いところでも28日かかると言われいます。
このお肌の再生時間(期間)のことをターンオーバー(新陳代謝)期間といいます。
このターンオーバーの時間は、ストレスや年齢、睡眠時間、その他さまざまな要素で増加します。
デリケートゾーンは摩擦や圧迫そして湿気がこもりやすい部位なためターンオーバーが阻害され、黒ずみが留まってしまうのです。(ちなみに、デリケートゾーンは皮膚呼吸の早さや、何らかの成分吸収率も、腕の皮膚の約40倍もなります。
デリケートゾーンの黒ずみをなくすためには
1.メラニン生成を抑えること。
2.ターンオーバーを邪魔しないこと
となります。
お肌の構造
人間の体のなかで、お肌は一番大きな組織。全部広げるなんと畳1枚よりも大きくなるんです。(びっくり)
厚さは場所によって違い、1~4ミリ。
デリケートゾーンの皮膚層は二の腕の10分の1しかありません。
皮膚は、表側から、
表皮
真皮
皮下組織
で構成されています。
一番上の表皮
表皮は、厚さが平均約0.2ミリ。外部からの異物の侵入や体の水分を保つためのバリアとなって、内部を保護しています。
一番表の角質層は、からだの部位によって厚さが異なり、デリケートエリアはまぶたよりも薄く、6枚程度の角質層でしか守られていません。
表皮は、外側から
角質層(かくしつそう)
<= デリケートゾーン6枚、まぶた8枚、胴体13枚、手のひら50枚、かかと86枚(人によりちがいます)
顆粒層(かりゅうそう)
有棘層(ゆうきょくそう)
基底層(きていそう)
となっています。
メラニンがなくならない原因は・・・
作られたメラニンは、本来は通常の表皮のターンオーバーによって角質とともに垢として排出されます。
ですが、紫外線を浴び続けることで、過剰に作り出されたメラニン色素は、ターンオーバーとともに排出しきれずに残ってしまうのです。
また、ターンオーバーの乱れも排出出来ない理由の1つで、加齢に加え、紫外線、ナイロンタオルによる摩擦などの物理的刺激やストレス、ホルモンバランスの乱れなど。
肌細胞内でメラニン色素が沈着すると、その部分が黒っぽくなってしまうのです。私たちの肌は、ケガや摩擦などが原因で外部から刺激を受けた場合、肌を守ろうとしてメラニン色素が盛んに生成されます。その結果、刺激を受けた部分のメラニン色素の量が増えてしまい、色素沈着が起こります。
デリケートゾーンの黒ずみ原因となるメラニン生成をなるべく少なくするには・・・
摩擦や圧力、その他の刺激を極力さけること。
肌に密着する服装も摩擦を発生させます。スキニ―タイプのズボンやGパン。ぴったりとした下着など。
また、生理期間中のナプキンの長時間使用は「ムレ」「こすれ」を引き起こしますし、私たち本人にとっても気になることトラブルです。
蒸れない、こすれないためのナプキン選びと、圧迫しない下着、衣類選びがとても重要ですね。
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