日常のきちんとした洗い方をして、詳しくはコチラデリケートゾーンの洗い方、さらに、フェミニーナやデリケアでの対策をしてもかゆみがとれない場合は、カンジダ膣炎を疑う可能性があります。

カンジダ膣炎の症状

1)「おりもの」の変化
カンジダ膣炎の症状としていばんわかりやすいのは「おりもの」。カッテージチーズ状・おから状・粥状で、下着に小さなかたまりが付着するのが特徴です。

2)身体の自覚症状
かゆみや痛み。痛みといってもちょっとピリピリする痛みです。赤くただれてヒリヒリしているなら、その他の病気の可能性もありますので、あまり自身で判断することなく、婦人科または泌尿器科の受診をお勧めします。

ちなみにどうしてもまず自宅で調べたい場合は◆性病検査 STDチェッカー◆ や、


カンジダとは

geralt / Pixabay
カンジダは真菌といって、カビの一種です。腟内常在菌の一種で、10人に1人の割合で腟内に見い出されます。ふだんは何も“悪さ”をしません。ですが、これが「異常繁殖」し「膣炎」をおこした状態が「カンジダ膣炎」です。

カンジダ膣炎になる原因

1.体の抵抗力が下がっているとき
寝不足、ストレス、風邪、過労など「疲れている」が溜まっていたり、他の病気で身体が弱っているときになりやすいです。

2.抗生物質
歯の治療、風邪、膀胱炎などで抗生物質を服用した場合、腟内菌のバランスが崩れたり、抗生物質で善玉菌が少なくなり、、カンジダが繁殖してしまいます。

3.ホルモンバランスの乱れ
妊娠中や、ピルの服用中はホルモンバランスの乱れから、カンジダが繁殖しがちです。また、生理前の膣内が酸性に傾く場合も繁殖することがあります。

4.他の病気から
ぜんそくなどで、ステロイドホルモンを使用している場合、免疫抑制からなりやすいと言われています。また、糖尿病などで代謝異常のある場合もなりやすいです。

カンジダ膣炎はうつるか

性行為感染はありますが、基本的に女性から男性への感染の方が多いです。ただし、膣内のような湿潤環境でカンジダが繁殖するので、男性の外陰部のように外に出ている場合は繁殖は少ないのですが、包皮がかぶっている部分が多いような湿潤環境のある場合は、繁殖することがあります。

家庭内に女性がいる場合は、バスタオルの共用は避けておいた方が無難といえます。

カンジダ膣炎の治療

GUM06_CL07026
基本的には、「膣洗浄」と「抗真菌剤」の併用になります。洗浄で洗い流し、残りのカンジダを薬で殺菌します。
膣座薬の種類によっては、膣洗浄の頻度が異なります。
なるべく、病院での治療をお勧めします。

最近は、再発性のカンジダ膣炎に対して使える市販薬も発売されていますので、再発の場合は「治療薬」を購入してみてもいいでしょう。

カンジダ膣炎の関連の市販薬など